【福岡市南区】擁壁工事の補助制度|対象工事と申請前の相談先

家の擁壁にひびや傾き、排水の不具合が見えると、工事費の大きさに加えて補助制度の探し方まで迷います。老朽化が気になるほど、急いで契約したくなる場面です。

大橋や高宮を通る道の混み方を気にしながら住宅を見る、『よかまち福岡南』のエリア担当、よっしーです。わたしは、まず場所と所有関係から見るようにしています。

宅地内か道路沿いか、補修か築造か、申請前に何を相談するかを順に見ます。現地の状況と制度条件は、福岡市の公式窓口で確かめる必要があります。

目次

最初に擁壁の場所を先に確かめる

同じ擁壁でも、宅地の中にあるもの、道路に接するもの、市有地に関わるものでは相談先が変わることがあります。家の敷地図や登記事項を手元に置き、擁壁の位置を図で確認するところから始めます。

南区の坂道で擁壁を見かけても、外から見ただけで所有者や安全性までは決められません。道路との境目、隣地との境界、排水の流れを、危険な場所へ入らずに確認する段階です。

所有者と管理者を分けて考える

擁壁の所有者と、接している道路や水路の管理者は同じとは限りません。自宅の土地にあるからといって、隣地や道路側の部分まで一人で決められるとは限らない事情があります。

宅地の中にある擁壁

土地の所有関係や既存図面を確認し、福岡市へ相談します。

道路や公共施設に接する擁壁

道路や施設の管理者がどこかを確認してから相談します。

福岡市の急傾斜地崩壊対策は、原則として所有者などが工事を行う仕組みです。一定の条件で公的な施設整備が行われる場合もあるため、個人宅地の助成金と同じ制度だと考えないことが大切です。

宅地と道路沿いで窓口が変わる

宅地の造成や擁壁の基準に関する相談は、福岡市住宅都市みどり局の開発・盛土指導課が窓口です。電話は092-707-3902。受付時間や担当の分かれ方は、相談前に公式ページで確認します。

急傾斜地崩壊防止施設に関する一般的な相談は、福岡市の河川計画課が担当します。電話は092-711-4528。区域の指定や行為の確認は、福岡県の窓口が関わる場合もあります。

福岡市の土砂災害対策案内では、所有者が行う工事と公的な施設整備の違いを確認できます。

福岡市で相談できる施工会社3選

補助制度の対象かどうかは福岡市へ確認し、工事の相談先は施工会社へ分けて考えます。ここでは、公式サイトで擁壁や造成への対応を確認できた3社を紹介します。

会社名・特徴・料金目安アクセス・利用方法・公式サイトURL
有限会社 城戸土木
福岡市城南区の一般土木工事会社。公式サイトでは、福岡市西区の逆L型現場打ちコンクリート擁壁、間知ブロック積み、PCL型擁壁などの実績を掲載。料金は公式サイトに記載なし。要見積。
所在地は福岡市城南区東油山4-11-7。電話092-863-5919、公式サイトの問い合わせフォームから見積依頼ができます。
公式サイト
株式会社 敏総合
福岡市博多区を拠点に、宅地造成、擁壁、撤去、補修、補強などに対応。無料概算見積もりの案内があります。
所在地は福岡市博多区浦田1-21-11。電話092-503-1555、電話またはメールフォームで相談できます。
公式サイト
株式会社Y.S
福岡県を拠点に、一般土木、造成、外構・エクステリアなどに対応。擁壁工事を含む工事内容は個別相談です。料金は公式サイトに記載なし。要見積。
本社は福岡市博多区博多駅前4-28-8。営業時間は9時から18時。電話092-412-3230、問い合わせフォームまたは電話で相談できます。
公式サイト

ひびの見た目だけで工事区分を決めないほうが安心ですよ

助成対象工事の条件を読み取る

福岡市宅地防災対策助成金は、令和8年度の案内では、2メートルを超える崖地などが対象条件に含まれます。影響範囲に建築物、公共施設、私道があることなど、複数の条件があります。

既存擁壁がある場合は、築造から20年を経過していることや、一定の変状があると判断されることも条件です。対象区域や年度の受付状況は変わり得るため、最新の要綱を確認します。

工事の種類と崖地の条件を一緒に見ることが、補助制度を探すときに残しておきたい順番です。

補助額は年度案内の内容を確かめる

令和8年度の福岡市宅地防災対策助成金は、対象経費の3分の1または上限額のうち、少ない額が助成額です。擁壁工事と補強工事は上限300万円、補修工事は上限100万円と案内されています。

これは年度の公式案内に基づく情報で、すべての擁壁工事に同じ額が出る意味ではありません。対象経費、区域、既存擁壁の状態、受付期間を窓口で確認する必要があります。

  • 崖の高さや影響範囲
  • 擁壁の築造時期と変状
  • 工事の種類と着手時期

申請前に福岡市へ相談しておく

福岡市宅地防災対策助成金では、交付決定前に工事契約や工事着手をしたものは助成対象になりません。施工業者に見積もりを頼むことと、契約を結ぶことは別の段階です。

助成金の案内にある窓口は、住宅都市みどり局の開発・盛土指導課です。電話092-707-3902へ、擁壁の位置、崖の高さ、所有関係、工事の希望時期を伝えるところから始めます。

現地確認と図面を先に用意する

相談時には、擁壁の場所が分かる地図、敷地図、建築時期が分かる資料、擁壁の高さや長さの記録が役に立ちます。危険を感じる場所へ近づかず、道路や敷地内から安全に撮れる写真だけを残します。

建築時の図面が見つからない場合も、ないから対象外と決める必要はありません。福岡市では、既存擁壁の構造や排水環境を建築士が調べ、建築確認の扱いを判断する場合があります。

福岡市の工作物に関する案内で、高さ2メートルを超える擁壁の築造や造り替えに確認申請が関わることも確認できます。

工事契約前に見る順番を決める

わたしなら、まず擁壁の場所を図にして、次に所有関係と工事の種類を確かめます。そのあと福岡市へ相談し、制度の対象になりそうかを聞いてから施工業者へ見積もりを依頼する順番です。

STEP
場所を記録する

敷地図や道路との位置関係を、危険のない場所から残します。

STEP
公式窓口へ相談する

所有関係と工事前の状況を伝え、必要資料を聞きます。

STEP
契約時期を確認する

交付決定前の契約や着手が対象外か、改めて確かめます。

施工業者の見積もりは大切ですが、それだけで助成対象とは判断できません。福岡市の制度上の工事区分や必要な手続きを、見積書と別に確認します。

対象外になりやすい工事に注意する

営利目的の不動産事業用地、建築基準法などの処分を受けている土地、過去に同じ助成金などを受けた土地は、福岡市の宅地防災対策助成金の対象外とされています。

また、擁壁の撤去、補修、築造は制度上の区分が異なります。建物の新築や増改築が関わると、がけ条例や建築確認の確認も必要になるため、工事店だけで結論を出さないようにします。

崖地対策の制度を別に見ていく

土砂災害特別警戒区域などにある住宅には、移転や土砂災害対策改修を支援する別制度があります。擁壁工事の助成金と対象区域や対象建物が同じとは限らず、制度名から確認する必要があります。

福岡市の案内では、移転事業と住宅・建築物の改修事業で対象や補助内容が分かれています。急傾斜地の区域指定や避難情報は、別の担当課が関わることもある制度です。

福岡市の土砂災害対策案内で、住宅の区域や建築時期に関する条件を確認できます。

最後にわたしから伝えたいこと

今日できることを一つ選ぶなら、擁壁の位置と気になる箇所を、家の図面やメモに書くことです。写真を撮る場合も、危険な場所へ入らず安全な位置から一枚だけ残します。

わたしは、仕事帰りに道の混み方を見ながら相談先へ向かうことを考えると、先に電話で必要な資料を聞いておくほうが無理がありません。後から図面を探し直す時間が減ると感じています。

今週末、擁壁の写真や敷地図を手元に置き、福岡市の公式窓口へ一度相談してみてくださいね。工事を急いで決める前に聞けることが、気持ちの余白につながったらうれしいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「よかまち福岡南」編集長・よっしー

福岡市南区在住のよっしーです。地域情報メディア『よかまち福岡南』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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